着いたのは日没後だった。二件ある民宿のうち安い方を直前に予約した。
寒い時期の日没後。何しに来たのと聞かれたので、
胸をはって『島マニア』です。と答えると、女将はキョトン顔になった。
船着き場(港がいくつかある)から左手に5分ほどだっただろうか。
港には民宿の女将さんが迎えに来てくれていた。
当日は、たくさんの海の幸と、御影石の風呂を満喫し、波の音を聞きながら眠りについた。
名前を忘れた宿。一泊5500円/一人個室
翌朝、天気はあいにくの雨。
外に出ると、瀬戸内らしい小さな堤防とそのつけねに小さな浜があった。
宿と浜と堤防の位置関係が魅力的である。
来る季節を間違えた。
雨が小降りになった。
女将が回天記念館近くの港まで送ってくれた。
記念館は、港そばの高台にある。
春であれば、桜が綺麗であろう幅の広めの階段を登る。
回天記念館を見学。
受付の方、びしょ濡れ姿を見て、カッパ代わりのゴミ袋をくれた。
帰り道。中腹にある休憩所によると、老女がお茶を出してくれた。
お爺さんが『灯油がぁ#$%&!』とつぶやきながら、前に座った。
どこから来たのか?一人か?と、一通りの質問を受けた後、昔の話を始めた。
昔、海軍にいた話。
歴史に出てくる有名な指揮官に帯同した話。
さらにその指揮官が若い頃に仕えた話。
なぜかスポーツの話。
回天記念館の話。
話が3周目に入った時、船に乗り遅れたことに気付いた。
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