2008年12月21日日曜日

どしゃぶりの雨。
すえひろ荘からは女将さんに記念館近くまで送って頂いた。
春であれば、桜が綺麗であろう階段を上り、回天記念館へ。

島に似つかわしくない立派な施設に入ると、
受付の方が、優しく声を掛けて下さった。
どうやら荷物を預かって下さるみたいだ。

言葉に甘え、ゆっくりと館内を回る。
戦争は、忘れてはならないことだとわかってはいるが、、忘れたくなるような展示物もあった。
心に蓋をして、何も感じないように、ただ文字として、絵として理解した。

記念館を後にした。
受付の方がカッパの代わりに大きなゴミ袋をくれた。嬉しかった。
帰り道。休憩所に立ち寄った。
何も言わずに老女がお茶を出してくれた。美味しかった。

気さくな老人が、話しかけてくれた。
幕末の話、東郷平八郎の話、レイテ海戦、ハンドボールの話、そして昔の仲間の話。
色々な話を、楽しそうに話してくれた。

気が付けば、船の時間はとっくに過ぎていた。
雨が止み、港に向った。

咲いた桜を見ながら茶を飲みたい。そう思いながら島を後にし、さらに東へと向かった 。

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