2005年6月13日月曜日

西表通過

大雨の上原港。何とも言えない。殺風景な港である。
名古屋のご夫婦は石垣島に行くためにバスに乗った。

雨が弱まったので、もう一つの港とやらに向かって歩く。
寒さと空腹で体が震える。

数分も歩かないうちに、食堂の暖簾をくぐった。

注文したのは、「野菜ソーキそば」
冷房で震えながらそばを啜った。一気に汁まで飲み干した。
最高に美味かった。

港までの距離も、船の時間もよくわからない。
とりあえず一杯。

少し不安になって店員の女性に、
ここはどこで、石垣島はどこで、私はどうすればいいのか尋ねて見た。

考えるのが嫌になったのだろう。気付けば大原港まで、
車で送ってくれることになった。道中、歩くには、少し長い気がした。

最終便に間に合い、その日のうちに石垣島に戻れた。

ビックリぎょうてん丸

我々の命は、ビックリぎょうてん丸と船長に託された。

目的地は、西表島の上原港。
鳩間水道を渡ることになる。

波は2メートルから3メートル。
うねりがやばい。
(写真奥が上原港)

港外に出ると、少しずつ波が大きくなる。船より、波高の方が高い。

服はすでにびしょ濡れ。
カメラをバックパッカー内のごみ袋に収納。

パンツに海水が浸水した。

途中、小さな小島のようなものが見えた。
(あとで、バラスと呼ぶことを知る)

少しずつ波が収まる。
どうやら、無事、西表島に到着したようだ。


ありがとう。
びっくりギョウテン丸。

ありがとう。
青木さん。

鳩間脱出

何日経ったかは忘れた。
頑張って何もしないように「してる」自分がおもしろい。

ぽっぽは3食付き。
二日酔いには朝食は辛い。

何度か食べれなかたが、ここの食事は、総じて美味い。
と、いうか関西風?で口に合う。

昨日からは、名古屋から訪れているご夫婦と同宿に。
奥様に誘われたので、灯台を案内した。

ほどなくすると、ヘルパーの女の子からある情報が伝えられた。

「嵐が来るよ」

名古屋のご夫婦は早々にチャーター船を手配し、脱出の用意を始めた。

「ほら、あなたも行くよ」

奥様の声だった。

自然と体が反応し、バックパックに無理やり荷物を詰め込んだ。

小型の船に、船頭とご夫婦の4人で乗る。

ぽっぽのご主人、二人のヘルパーに見送られ鳩間を脱出した。

2005年6月12日日曜日

朝レインボー

読書にも飽きて、昨日は島酒を飲んで早めの就寝。
早朝5時の散歩。

しばらく日の出を眺める。
悠々自適の旅。こんな時間が続けばとつくづく思う。


雲の隙間から朝日が差し込み、虹が出た。
世界で自分しか見ていない虹。
時間を忘れて、ここで浸る。
宿に帰ると、客が行方不明になったと小騒ぎになっていた。

2005年6月10日金曜日

鳩間島へ

離島桟橋までは、太郎さんの車でお見送り。
綱取り制止して、グズる太郎さんを振り切り、ようやく乗船。
天気はまあまま。波は無し。2時間50分のクルージング。



石垣離島桟橋からはフェリーで2時間。船には旅人が2人。
独特の雰囲気。二人は民宿まるだいの宿泊客らしい。

どこから来たの?どこに泊まるの?タバコ何箱買ってきた?
一通り話をすると話すことも無くなった。
数時間後…正面に鳩間島が見えた。


港前のテトラ。青い。


何もない港だが、言いようのない高揚感。

石垣島から約3時間。無事、鳩間島に上陸。

鳩間さんぽ

 ようやく集落に近づくことができた。
潮も満ちてきて、干潟が見えなくなった。
 
べたなぎ

遊歩道の海。
 
陸側には開放感に溢れた学校。
 
アイデアが斬新。それぞれ表情が違う。おもしろい!
 
今日の散歩はここまで。

鳩間上陸

船が着く頃には、集落から住民が出てきた。
日用品、食材の陸揚げも始まる。

船頭さんが、島の女性にタバコのカートンを渡している。
前情報によると、この島にはタバコが売っていない。

今日の宿泊先の看板を持った、Tシャツ姿の女性を発見。
今日の宿は、島ヌ家ポッポ。一泊5500円。

3食5500円は魅力的。

チェックインを済ませて、散歩に出かける。

裏の高台から港を望む。
奥が西表島。真っ黒な黒は梅雨前線か!? 

西表の手前に白い物体が見える。あれは一体?
 

梅雨前線の反対側。青空が見える。
 

灯台から降りてきたところ。
 

鳩間の「鳩」
 

食えるのか?
 

縦断成功。横断?
ここが島中浜?

2005年6月9日木曜日

白保

石垣の市街地からレンタカーで、あてのないドライブ。
着いた先は白保の海。
干潮のせいか、潮がかなり引いている。

この日は、島のお祭りの前夜。
ハーリーと言うらしい。

漁師っぽい人に呼び止められ、テントの設営を手伝うとことになる。
報酬は、魚の唐揚げ。給食で食べたことがあるような味がした。

集落の中を散歩。木陰はけっこう涼しい。


これはキビの一種だろうか。

浜に戻ると、漁師っぽい男性に女性がキャッチされていた。
日焼けした、綺麗な人。バリ島みたいな布を腰に巻いている。
どこそこの島のリゾートホテルで働いていたが、最近、石垣島に帰ってきたとか。


潮が満ちてきた。干潮時がうそのよう。
青のグラデーションが心地よい。

女性は、バイクに乗って去っていった。
僕は、漁師っぽい男の人と美崎町に飲みにいくことになった。





トントンミー 宮良川

一人で島をドライブ。

石垣島の南部を流れる宮良川。
干潮時は、見ての通りドン引き。

駐車場に車を停め、橋から下に降りてみる。


ピョコピョコはねる生き物。ミナミトビハゼ。
こっちの言葉で、トントンミーと呼ぶ。

くつ泥だらけ。想像以上に埋もた。