2017年3月12日日曜日

塩釜港の家族

10年ほど前のお盆(もしかしたらGW)の話。
車で寝泊まりをしながら、東北の太平洋側を旅したことがあった。

千葉を出発し、下道オンリーで本州最北端を目指す旅。(今考えると無謀な計画)

ひたすら6号線を北上し、その日は宮城県の塩釜港に泊まることにした。

塩釜港の突堤は人が少なく、交番で聞く限り、自身の故郷のような大規模な暴走族もいないようなので、フラットにした後部座席に布団を敷いて、安心して眠りに着いた。

翌朝、目を覚ますと車外には、数人の釣り人がいた。
車の外に出てみると、コーヒーの缶が3、4本並べてあり、それらの缶の横には直径7~8センチの通風孔らしき穴が開いていた。釣り糸はその穴に落とし込まれていた。

仕掛けていた男性に話し掛けたら、先方も、他県ナンバーのこちらのことが気になっていたらしく、どこから来てどこに行くのか、一人かなどの話で盛り上がり、結局、この男性とご家族で楽しむバーベキューに参加させて頂くことになった。

この日は、平泉まで行くつもりだったが、金も無く、腹も減っていたので有難く参加させて頂くことにした。

ご家族は、この男性とこの娘さん。そのご主人。お子様はいただろうか。
地酒「浦霞」と、特注の豚の頬肉が抜群に美味かったことは、しっかり記憶している。

最後、ご自宅に泊めていただくとまで言ってもらったのだが、さすがにそこまでは厚かましいと思い、塩釜港に二連泊。良い思い出となった。

震災関連のニュースを見るたびに、この時のことをいつも思い出す。

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