ゲストハウスの存在を知ったのはそんな昔でもない。
簡単に言えば、素泊まりで相部屋の安宿。
内地では珍しいが、沖縄にはかなりの数がある。
数年前、嵐の鳩間島から脱出した際に、
石垣港近くのゲストハウスに飛び込んだ。
少し暗い玄関。共用スペースらしき、少し明るい奥側を覗く。
天井を見上げながら煙草を吸っている人。
いつまでも終わらない島の話をしてる人。
ケツを向けてマンガを読んでいる人。
三線を弾いている人。
寝ている人。
好き勝手やってるのに、不思議な一体感。
極めて意味不明な空間だった。
それでも翌年も翌々年も、同じ宿に泊まった。
引きつける何かがあったんだろう。
多くの個性との出会いは、今の自分を形成する大きな要素となった。
これまで、あまり本島に目を向けてなかったせいか、那覇に常宿はない。
国際通り付近は、ゴミゴミしてて、ノイズが多くて、見晴しが悪いので何となく気が進まない。泊港付近は土地勘が無くなんとなく不安。
結局、今回も月光荘に泊まることにした。
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